
幕張にカウンター6席のみで運営する、予約のとれない人気イタリアンがある
そんな噂を聞いたのは数ヶ月前の事
気になるお店なのは間違い無しながら、イタリアンだけに訪問のハードルは高く
しかも、席数が少ないことから予約必須となる上
その予約を取ることもまた、日によっては困難となるお店だそうで
何かの巡り合わせがあれば、ぜひ一度足を運んでみたい
そう思っていた矢先、飲み友達から「予約がとれた!!」との朗報を頂きまして
またと無いこの機会を存分に味わうべく、本日は幕張へ
こちら、予約必須の人気店と名高いお店
「Ristorante うきち」を初訪問するものとなったのです。
カウンター6席で運営する予約必須イタリアン、幕張のRistorante うきちを初訪問
開店時刻となる18時に合わせて予約を入れ、同時間に到着となったRistorante うきち
店舗前には「本日満席」の看板も出ており、事前予約のみで席も埋まっているご様子に
ちなみにこちら、席数の都合からか予約での入店はコースでの提供とのことでして
予約が入ってない際にはアラカルトの対応もあるものの、そもそも予約無しでは入店も難しい訳なので、コースでの提供が原則になるのかと
そんな本日のコース、ファーストドリンクの注文後に1品目が提供となり
まずはこちら、カリフラワーのポタージュから
共に添えられているのは帆立のソテーとなっており、いずれも春の食材を使用
クセの無いカリフラワーらしく、甘みを楽しめるポタージュとなっており、
そこに合わさる帆立もまた、カリフラワーをソース代わりとしながら、異なる甘みを楽しませる1品に
ちなみにこちらのお店、店主さん1人でのワンオペとなっておりまして
本来ならば手数の掛かりそうなこちらの料理も、提供時に行われる調理は帆立のソテーのみ
その他は先に準備を済ませておく事によって、ワンオペながらも提供に時間を掛けず
この日来店しているお客さん、全てに同一のタイミングで料理を提供するなど、ワンオペながら考えられたメニュー構成などにも驚かされるばかりで
そんなポタージュから始まった本日のコース
しばらくは魚介系が続く様子となることから、
合わせるお酒については、ひとまず白ワインをオーダー
こちらに関しても、店主さんから一つ一つ説明があり、好みのお酒を選べるのが嬉しいポイントに
そんなワインと頂く2品目には、
彩り鮮やかな野菜を添えた、太刀魚のカルパッチョが提供
レンコンやエディブルフラワーも添えられ、色味も鮮やかな同プレートですが
やっぱり最高となるのは、太刀魚の仕上がり
カルパッチョながら、皮目と身とで異なる食感を味わえる一手間
野菜の食感もまたコントラストとなり、太刀魚の存在を引き立てる限りに
続く3品目も海鮮料理となりまして、
カツオを使った自家製ツナと、白インゲン豆のサンドが提供
両者を挟んでいるのはご覧の通り、最中となるのですが
手に取って食べられる、食べやすさも嬉しい同品
もちろん食べやすいだけでなく、初がつおらしい濃い旨味を味わえるも、自家製だけに油が軽めとなるツナ
加えてトマトや豆の食感も楽しめる上、上顎にくっつきやすい最中が、各素材の水分でくっつくことなく食べられるのも魅力だったり
更にお次も魚介?系のお料理となりまして、
こちらはシンプルなスクランブルエッグ
そこに釜揚げしらすを添えた1品
と思いきや、
玉子の下からはほうれん草が飛び出してくる同品
イタリアンかと言われれば、少し悩む所となりますが
お酒のアテ、メインへと進む前の繋ぎとして味わうには嬉しいひと品
なにより濃厚なバターの風味とスクランブルエッグ
それを纏ったほうれん草&しらすの一体感にホッコリさせられる品に
そしてもうひと品、魚介のラストを飾るものとなるのが
こちら、ずわい蟹をふんだんに使った春巻きに
春巻き自体はイタリアンと言うより中華なのでしょうが
こちらを頂く二種のソースは、ハーブらをガッツリ使用したイタリアンらしい2品に
ほんのり立ち上がる苦み、そして辛味とスパイシーさを宿し、蟹の甘みを引き立てる両品
春巻きのパリッとした食感も心地良く、これまた大満足に笑顔こぼれてしまうお料理に。
パスタにリゾットはもちろん、肉に魚、合わせるお酒も多彩な絶品イタリアンコースを堪能
そんな海鮮各品を頂く間にも、当然の如く続いてるシェフの調理
オープンキッチンとなる同店では、次に提供されるであろう品
そして、その調理行程をも楽しめるのが魅力でして
また、その行程を目の当たりにしていることにより、次に頂ける料理もおおよそ予測が可能
となれば、それに合わせたお酒の注文をも行える次第で
ここまでは魚介が続いていたものの、ついに確認するものとなった肉
となれば、合わせるお酒もここより赤ワインへとシフト
そんな赤ワインに合わせて頂く、肉料理の1品目は
こちら、牛肉を使った生ハムから
ハムだけでもニヤける同品ですが、その上にはたっぷりトリュフをトッピング
そんな生ハムの下には、
ジャガイモを使ったソースも添えられるものとなりまして
ソースにトリュフの風味を纏った生ハム、これがまあ絶品な訳で
強すぎずに香るトリュフの風味を、程良くサシの乗った生ハムと共に堪能
ソースの美味しさにも舌鼓させられる限りでして
そんな前菜を頂く、続くのは肉料理のメイン、
こちらのハンバーグとなります
イタリアンでは少し珍しい肉料理となりますが、本来はこちらふんだんにマッシュルームを使用したソースでの提供に
ただ私は、キノコ類がNGとなることから、上記の通り別ソースにアレンジして頂いての提供になりまして
肉汁滴るまんまるのハンバーグ、こちらをカットすると
中から飛び出す旨味、そしてハンバーグの下にはマッシュポテトもトッピング
その上に掛かるソースをたっぷり纏いながら頂けば、
炸裂する肉汁の美味しさにはもう、悶絶するばかり
サイズも見事なら旨味の強さもまた見事と、これも定番料理ながら一手間二手間加わる美味しさが伝わる1品となりました
そんな肉料理を経て、いよいよ最後は〆の一品
こちらではパスタ、リゾットのいずれかを選べる上、両品とも具材やソースで様々なバリエーションを提供
ただ調理の関係上、グループと同一の品での提供になるそうでして
本日、そんな多彩な〆料理の中から選んでみたのが、
こちら、鴨の砂肝やレバーを使ったトマトソースパスタになります
とにかく豊富なパスタのレパートリーとなるため、悩みに悩んだものの
やはり食べる機会の少ない鴨、しかも内臓系を使ったものとなれば、ここでこそ食べておきたい1品に
そんなパスタの方は、
甘みと旨味を宿したトマトベースのソース
そこに加わる鴨肉からは、様々な食感・旨味・更にはほろ苦さなども混在
複雑に入り交じる具材の風味ながら、それをしっかりとまとめ上げるソース
更には、素材の風合いを残した野菜らも含まれ、多彩な味わいが一堂に介する絶品ぶりを発揮
そんなパスタを堪能し、これにて本日のコースは終了・・・
を迎えるはずだったのですが
本日、こちらのお店に誘ってくれた飲み友が、まあとにかくよく食べる訳で
先ほどのパスタとリゾット、いずれか一つに絞り込むことが忍びなかったこともあり
プラス別料金を払いながら、もうひと品のリゾットも追加でオーダー
こちらはパルミジャーノチーズをベースに、生ハムを添えたリゾットとなりまして
生米から作られる、リゾットならではの芯を残した仕上がり
そこに絡む濃厚チーズに程良い塩味、更に生ハムがもたらす肉感らにウットリ
仕上げに注がれたオリーブオイルからも、心地良い香りを感じ、パスタに負けず劣らずの絶品ぶり
こうして、総勢9品を味わう極上イタリアンのコースを、堪能しきるものとなりました。
という訳で本日は、久々の幕張ディナー
足を運んだ先は、事前予約必須となる人気イタリアン、Ristorante うきちへ
週末ともなれば、予約待ちで1ヶ月はかかるという同店
全8品(追加のリゾットを含め9品)のコースは、季節の素材を味わうものも多く、魚介に肉にいずれもが大満足の品揃いに
また、料理の提供が前半は魚介、後半に肉類が並ぶことで、合わせるお酒が選びやすいことも嬉しいポイントに
加えて同店は店主さんのワンオペになるものの、とにかく手際が見事なばかりで
この日は私たちを含め2組の来店ながら、それぞれの食べるペースを見計らい、提供する料理の順序を変えられたりと、様々な心遣いにも痛み入るばかり
当然、頂く料理その全ては絶品となった上
コースのみであればお値段は7000円と、手を伸ばしやすい価格帯なのもまた魅力
とは言え、店内はカウンター席のみとなる上、席数も6席のみ
事前予約でなければ、訪問が難しい反面、それを乗り越えればこそ得られる、多彩過ぎる魅力を堪能する一食となりました。
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Ristorante うきち
■ リストランテ うきち
■ 住所:千葉県千葉市花見川区幕張町5-471
■ 営業時間:18:00~
■ 定休日:水曜日