前日の夜に突然の誘いを受け
本日のランチは、車を走らせ大網白里市へ
普段足を運ぶ機会の少ないエリアですが
こちらを訪れるという事は、もちろんそういう訳で
この1月にプレオープンが始まり
瞬く間にラーメンフリークの間で話題となっている、あの新店
以前は千葉の香取郡でお店を営んでおり、昨年同店を訪問
その際には当然の如く、感動レベルのラーメンを堪能しまして
そんな同店が香取郡から大網へと引っ越すことは聞いており
本日向かった先は、その引っ越し先となるお店、となります
お店の場所は、JR大網白里駅から車で10分ほど
駅前から続く通りを、中へと入った所にあるこちらの古民家
その名も「古民家ヌードゥル 黒揚羽森住」
佇まいからして只者では無い、こちらの新店
満を持して初訪問を果たすものとなりました。
大網白里駅から車で10分、古民家をリノベーションしたラーメン店 古民家ヌードゥル 黒揚羽森住を初訪問
本日、足を運ぶものとなった新店
「古民家ヌードゥル 黒揚羽森住」
こちらのお店は前述した通り、
以前は「みっかぼうず」という名で、香取郡にて営業されていたお店でして
参照:香取郡で週3営業の間借りラーメン店、みっかぼうずを訪問 ミシュランシェフ渾身の極上醤油らぁ麺 ⇒
こちらの店主さん、いやシェフと呼ぶべきか、は
香港MISTにて世界初、ミシュラン一つ星を獲得したことで知られる方
そんな方の運営するお店が、
なぜに千葉の香取郡でオープンしたのか?
と、当初も話題となっていたものの
そんなお店が移転、今度は大網白里市
しかも古民家をリノベーションし
カフェを併設しながらのラーメン店と、話題に事欠かないこちらの新店
今年の1月よりプレオープンが始まっていたものの
当初は駐車場等の整備が終わっていない、との情報でして
真っ先に駆けつけたかったお店ではあるものの
整備が終わっていない駐車場に車が停められなければ、元も子もない訳で
その土地柄からして、近隣にコインパーキングも無い次第で
ひとまずは万全の営業が始まるまで、訪問を我慢
そうこうしながら、気付けば3ヶ月
このタイミングでようやく、同店を初訪問することに
この日、お見せに着いた時刻は12:30を回った所
お昼の繁忙帯を外し、しかも平日の訪問
そこまで待ち時間無く、入店出来るのではと目論みましたが
入り口前にはすでに人だかりを発見
こちらのお店は記帳制となっており
確認した所、到着時点で入店待ちは5組10名
また、入店までの待ち時間を利用し、
ラーメン店に併設する形で営業している
こちらのカフェが利用可能なのも同店の特徴
今時期ならともかくとして
これから暑さが本格化する中、外待ちは厳しくなる訳ですし
そんな折りに店舗隣のカフェで待てるとあらば
これは是非利用したいお店となること間違い無し
まあ本日の所は5組ほどの待ち時間
まだ気温的にも、外待ち出来るほどとなりまして
なにより建物を始め、店舗周りにも気になる部分が盛り沢山
そんな外観を眺めながら、案内の時間を待たせて貰う事に
ちなみに、メニューは以下の通りとなりまして
提供されるラーメンは全3種
以前の「みっかぼうず」でも提供のあった
醤油らぁ麺に、黒中華おお油
そこへ新たな3品目として加わったのが
「梅塩だし中華」なるラーメン
トッピング、サイドメニューについても
以前のお店と同様の品々が提供とのこと
前回の訪問時に頂いた「黒中華おお油」には感動したものの
せっかくならば、まだ未食の品を頂きたい所で
本日は悩んだ末、新メニューとなる梅塩だし中華を選択
こちらにワンタンをトッピングし、頂いてみる事に。
多彩な旨味が交錯するスープにしっとり柔らかな麺 煌びやかなトッピングも光る、梅塩だし中華
到着時点で外待ち5組目となり
なんだかんだ、30分ほどが経過し店内へ
外観の時点でも圧巻だった古民家ですが
中に入れば、その印象は更にスケールアップ
高い天井で開放感ある作りとなる上に
間接照明のみながら、それで十分な程に取られた採光
提供される料理だけで無く
店舗やその周辺の空間までもがデザインされている事を感じ、とにかく興味津々
更に、注文から待つこと15分少々
提供となった本日のランチがこちら
古民家ヌードゥル 黒揚羽森住にて頂く
「梅塩だし中華」となります
前回頂いた「黒中華おお油」同様に
三角錐型の深さがある丼で提供となる一杯
華やかな具材に加えて、興味沸き立つのが
丼脇に添えられている和辛子の存在
これをどう使うのかが分からないものの
ひとまずはスープから頂いてみましょう
早速頂くこちらのスープですが
澄みきった中に、多彩な旨味が集う深みある味わい
昆布、そして魚介系が中心と思われますが
恐らくはそれだけで説明付かない、重層的なスープ
加えて本品には、とろろ昆布に南高梅
更には和辛子までがある訳で、食べ進めるに連れて変化を見せることも間違い無し
まろやかな塩味を感じるものの
物足りなさを感じることも無く、正に「出汁」の旨味を味わう和食の様なスープに
続いて頂く麺ですが、
これも綺麗な色味をした細麺を使用
しっかり茹できった、柔らかな食感が特徴的で
小麦の持つ風味、味わいがしなやかな食感と共に広がってきます
程良く持ちあげるスープもまた
麺と共に頂く事で、更に深みある味わいへと進化
また、早くも梅の風味が広がり始めており
徐々に甘みと酸味が広がっていくのも面白い限り
続いて、トッピングへと移り、
まず頂くのが、こちらのチャーシュー
チャーシューについては、以前と異なる仕込みなのか
バラロールではあるものの、味付けはそこまで強すぎず
とは言え、シットリ柔らかな食感に加え
甘みも存分に味わえ、なによりそのサイズの大きさ
上記写真では分かりづらいものの
こちらの写真で見えるのは、チャーシュー全体の半分となりまして
とにかくその大きさを前にすれば
お値段1000円ほどのラーメンとは到底思えず、満足度が上がること間違いなし
更に、他のラーメン同様に盛り付けられるのが、
こちらの竹の子
箸がスベり、掴みづらくはありますが
竹の子の味わいを残しつつも、出汁の旨味も浸透
食感のもたらすアクセントも面白く
これも余所では味わえないトッピングに
さて、ここら辺から気になりだしたのが
丼脇に添えられていた和辛子
どう使うべきか悩む、こちらの和辛子
ひとまずは無難な食べ方と思われる所で、
こちらのチャーシューに添えながら一口
これはある種予想通り、
甘みあるチャーシューに対し、辛味を与える和辛子
双方を引き立てる形で
アクセントを残す味変を楽しませてくれます
また、チャーシュー和辛子を頂いた所で分かったのが
こちらの辛子、香りは豊かながら辛さはソコソコ
これならスープの風味を崩す事無く
味変が楽しめるのでは?との予感に
お次はスープに和辛子を少量溶かし、頂いてみると
これも斬新な味変と思いきや、食べて納得
出汁感の強いこちらのスープに和辛子
いわゆる、おでん&辛子のような組み合わせとなる訳で
ラーメンに和辛子と思えば想像付かなかったものの
和出汁と和辛子と思えば、これもシックリくる変化を楽しませてくれます
更に続く味変具材となるのが、
こちらのとろろ昆布
スープを吸わせ、そのまま頂いても良し
スープに全体に広げることで、昆布の出汁感を増すものともなり、これも楽しみ尽きない1品に
更には、序盤から徐々に片鱗を見せていた
こちらの南高梅
甘みと酸味、両方を残す梅もまた
出汁感高まるスープの味わいに深みをプラス
辛子との相性も面白い変化を見せ
口に運ぶ度、多彩な味わいが感じられる一杯に
もちろん、追加トッピングした
こちらのワンタンもまた
モッチリした皮の食感に、ギッシリ詰まった餡の旨味が最高
こちらのワンタンへの和辛子トッピングも最高と
終始笑顔を浮かべる、そんな極上塩ラーメンとなりました。
という訳で、この1月にプレオープンしていながら
ようやく初訪問となった、大網白里の新店「古民家ヌードゥル 黒揚羽森住」
以前の「みっかぼうず」と同じラインナップを揃えつつ
更なる新メニューとして提供された、梅塩だし中華を今回はオーダー
トッピング始め、和辛子が添えられたりと
意外性詰まった一杯に思われた序盤
しかし、食べ進めていけば
その具材ら全てが、理に叶った味変を生む品ばかり
もちろん、ベースとなるスープに麺
いずれもが一級品と、大満足を得る一食に
普段使いするには、少し距離のあるお店となるものの
わざわざ足を運ぶ価値があるのはもちろん、定期的に通いたくなる新店初訪問となりました。
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古民家ヌードゥル 黒揚羽森住
■ こみんかヌードゥル くろあげは もりずみ
■ 住所:千葉県大網白里市北横川175-1
■ 営業時間:11:00~15:00
■ 定休日:月曜日