JR船橋駅近くの店舗から始まり
今では都内、そして海外へも店舗を増やす焼肉の人気店、将泰庵
その本店ともなる店舗が、今年11月にリニューアル
焼肉ではなく「しゃぶしゃぶ将泰庵」に業態変更するとのこと
それに伴い、お店の方より取材の依頼を受けまして
11/26オープンながら、その前に同店を訪問
これまた久々となります、
JR船橋駅から徒歩5分ほどとなる
将泰庵本店あらため、11/26オープンを迎える「しゃぶしゃぶ将泰庵」を訪れる事に。
11/26、焼肉の名店がリニューアル 船橋駅から徒歩5分、しゃぶしゃぶ将泰庵を訪問
11/26のオープンに先駆け開催となるレセプション
こちらへ伺うものとなった、船橋のしゃぶしゃぶ将泰庵
4人掛けのテーブル席が5卓ほどとなり、
数ある将泰庵の中でも、店舗は小さめとなり落ち着いた雰囲気の店内
また今回のリニューアルに伴い、
江戸情緒を感じる内装に変更したとの事で、
店内奥の座敷席には上記の様に
浮世絵の飾り付けがあったりと、以前の焼肉店からはガラッと雰囲気を変えたお店に
そんな同店のメニューはコースが主体となっておりますが、
そごう千葉店にある「しゃぶしゃぶ将泰庵」ともメニューは異なり
横綱、大関と名付けられた2種のコースを提供
その他、アラカルト注文も可能となりますが
上記の内、横綱コースであればほぼ全メニューを味わう事が出来るご様子
ちなみに本日頂くのも、
こちらの通り、横綱コースとなっておりまして
前菜から始まる和牛のしゃぶしゃぶを味わい尽くせるコースに
また気になるのが、〆のお食事メニュー
こちらでは昆布水つけ麺、酢橘おろし冷麺、そして玉子雑炊の3品からとなる選択制
ただこの記載を良く見ると、
「お腹に余裕のある方は全種でも可」との一文が
もちろん本日は、本気を出すべく
お腹の調整を完璧に整えての訪問でして
ただ、しゃぶしゃぶで頂く野菜についても
お替わりが可との記載が
野菜をたんまり摂るか、それとも〆ご飯コンプか
悩ましい二択を突きつけられるものとなりますが
そんな先の心配をよそ目に
早くも前菜の提供がスタート
こちらは松阪牛の炙り肉寿司
ユッケ軍艦、白菜のすり流しといった3品にて提供
キラキラと輝く金粉を盛り付けた肉寿司
まずこちらから頂いてみますが、
・・・声が出ない
近年、様々なお店で提供が増えた肉寿司
とは言えその多くは、なんとなく脂の乗った肉をシャリに乗せただけのもの
そんな肉寿司もどきに辟易してはいたものの
ここ将泰庵、しかも松阪牛で頂く肉寿司は全く別物
口の中に入れたその瞬間から、フワッと広がり出す甘み
口内の温度でじんわりと溶け出す脂が、上品な旨味へと変化
シャリとも一体感を受けるものとなり
肉、そしてご飯双方の甘みが築き上げるハーモニー、これこそ肉寿司と感動を覚える美味しさに
そんな肉寿司の感動が残るものの、
それであっても、赤身ならではの美味しさを楽しませる
こちらユッケの軍艦もまた格別な美味しさに
久々に足を運ぶものとなった将泰庵ですが
やはり和牛のプロ、前菜だけであっても感動を与えるばかり
そんな前菜を頂く間に、しゃぶしゃぶの準備も進んでいき
こちらでは昆布出汁、薬膳四川、白湯、そしてすき焼きと
4種の出汁から2種を選ぶスタイルのしゃぶしゃぶを提供
お勧めは薬膳四川と白湯とのことでしたが
せっかくの和牛しゃぶしゃぶを味わうに、双方とも主張強すぎる出汁はなんだかなあと
そこで本日は、上記の通り
薬膳四川と昆布出汁の二種を選択
徐々にしゃぶしゃぶの準備が進んでいく中、
続いて提供となったのはこちら
将泰庵名物の1つ「松阪牛 王者の炙りユッケ」になります
ここ最近、ドラクエ3にドップリ浸かっている私からすると
王者=剣となる中で提供される、王者を冠したユッケ
もちろん過去にも食べた事のある同品ですが
提供時点ではまだ未完成、これを卓上で炙ることで
松阪牛全体に脂が浮き上がりだした所で、
タレと卵黄を絡める事でようやく完成
これを箸で持ち上げると、
自体重を支えきれず切れそうな程の柔らかさ
そんな脂の乗ったユッケを口に運べばもう
歯が要らない程の柔らかさとは、正にコレ
しかも口内の温度で溶け出す程に乗った脂も合わさり
言葉通り噛みしめる必要無く、数十秒後には溶けて無くなるユッケ
それだけの脂が乗っているにも関わらず
重さを全く感じず、何皿だって食べられそうな程の上品な味わい
剣をも負かす、正に王者の風格を味わいながら
続くしゃぶしゃぶへ向ける期待のボルテージも昂ぶるばかりに。
二種の出汁で味わう極上和牛のしゃぶしゃぶ 野菜に〆までもが激ウマだった
コースのスタートと同時に提供となった前菜各品
これらを頂くだけでも、感嘆の声が止まらないものとなった、しゃぶしゃぶ将泰庵
もちろん本番はここからとなり
続いて頂くのが主役、揃いに揃ったしゃぶしゃぶ各品がこちら
先に準備が進んでいた、二種の出汁
これで頂くしゃぶしゃぶには、熟成タンに上ロース、そして霜降ロースの3種が提供
加えて、彩り豊かに盛り付けられたこちらの野菜達も
お替わり可能となるのだから
肉に野菜にしゃぶしゃぶを全力で楽しむ準備は万端に
そんな豪華しゃぶしゃぶのお供には、
冷凍レモンがたっぷり
究極のレモンサワーを味わいながら、お鍋もスタート
まず頂いていくのは、脂の少ない部位
こちらの熟成タンから
昆布出汁を潜らせ、10秒ほどしゃぶしゃぶすれば
ほんのりと色を染める、こちらの熟成タン
共に頂くタレは、昆布出汁ベースのポン酢
そして自家製胡麻ダレの二種が提供となりまして
歯ごたえをしっかり楽しませてくれるタンからは
噛みしめるに連れて増す、特有の旨味が満載
昆布出汁に薬膳といずれも食べ比べましたが
サッとしゃぶしゃぶして味わうには、昆布出汁の方へと軍配が挙がる形に
むしろ、四川風の薬膳鍋を味わうには
長めの時間、鍋に潜らせられる
野菜各品がマッチする出汁となりまして
こちらでじっくり、旨味を吸い上げた野菜達を
もう一方の胡麻ダレに潜らせてみれば、これまた最高の組み合わせに
じっくり煮込むことで、辛みとシビレ
そしてスパイシーさも溜めこんだ野菜達
これを甘みの強い胡麻ダレと頂く事によって
甘みを踏み台として、より強い辛シビを楽しめるお鍋にパワーアップ
そんな楽しみ方で野菜を味わいつつも
やっぱりしゃぶしゃぶ、主役の座は和牛になる次第で
続いて頂くのは、サッと昆布出汁を潜らせた上ロース
こちらは脂の少ない部位となっており
赤身らしい濃い味わいが楽しめる部位に
とは言え、サッと出汁を潜ったお肉は柔らかさも兼備
先に頂いた王者のユッケほどでは無いにせよ、サクッと噛み切れる柔らかさも大きな魅力に
そんな上ロースについては、
胡麻ダレ×薬膳四川との組み合わせも面白く、
少し長めに出汁を潜らせたため、
肉質は固さを増すものとなりますが、それであっても旨味の強さは変わらず
胡麻の甘みと和牛特有の甘み
ここに加わる辛シビ出汁の掛け合わせも、最高の楽しみ方に
そして第三陣となるのが、
こちら、霜降り上ロース
見ての通り、脂をたっぷり蓄えた柔らかな部位
鍋の中で余分な脂を落としてはいるものの、霜降りならではの柔らかさも維持
サッパリポン酢で味わっていけば
全くクドさを残さない、上品できめ細やかな脂の甘みを堪能することに
そんな霜降り上ロースをも凌ぐ
今日イチとなるきめ細やかな脂を楽しめる部位がこちら
その名も、松阪牛大判肩ロースになります
他のお肉とは別皿にて提供しなければならない程
とにかく大ぶりにカットされた、こちらの肩ロース
きめ細やかに入ったサシに加えて、
ロースならではの肉そのものの味わいも共に楽しめる部位
ただ、とにかく大ぶりなカットとなる部位なので
広げてしゃぶしゃぶするのが、とにかく難しくもあり
せっかくの大きさを伝えようにも伝わりきらないもどかしさ
しかし、それをも凌駕する赤身と脂、双方の旨味が行き交う部位でして
一枚ロースでの提供にはなるものの
これをひと口で食べ干してしまうのが勿体なく思える美味しさ
これを毎日でも食卓に並べられるようになってこそ
人生の勝ち組ってヤツになるんだろうなぁ
と、身分相応のお肉を味わう自分を
申し訳無く思うほど、とにかくその高級ぶりがヒシヒシと伝わってくる、そんな松阪牛に
各種お肉を堪能したものの
まだもう少し続く、本日のしゃぶしゃぶ
ここからは海鮮の部となりまして、
提供となったのはずわい蟹
そして、天使の海老の2品となります
生でも食べられそうなずわい蟹の足は
サッと鍋を潜らせることで花開き、柔らかさと甘みの双方を堪能
もう一方となる天使の海老ですが、
こちらは殻までも食べられる柔らかさが特徴
身は柔らか、プリップリとなる中に甘みが満載
殻ごとイケる頭からは、旨味とほんのり苦みが混在した味噌もたっぷり
この味噌を贅沢に味わえるのもまた、
殻まで柔らかな天使の海老ならではの楽しみ方に
そんな海鮮も頂き、ここからが〆へ
冒頭でもお伝えした通り、3種の〆メニューが用意される同店
本日はしっかりコンディションも整えてきたことで
まずはこちら、
昆布水つけ麺が提供される流れに
ただこちらの麺ですが、昆布水~をご存じの方なら
「ん?」と感じる通りでして
麺は茹で上げた状態のものを、そのまま提供
一体このどこに、昆布水があるのかと言えば、
そう、こちらのつけ汁
コレが昆布水をベースにした、酸味と甘みあるつけ汁になりまして
パツッとした固めの茹で加減となる、温かな麺
これをつけ汁に加えていくことで、昆布特有の旨味とぬめりがプラス
将泰庵ならでは、と思われる発想の昆布水つけ麺ですが
普段頂いているそれとは、また異なる解釈ながらも面白い〆の麺類に
続いて頂いてしまったのが、
こちら、すだちおろし冷麺になります
見ての通り、たっぷりすだちの入ったこちらの冷麺
スープの方は、冷麺特有の甘み
そしてすだち由来の酸味が加わった味わいになりまして
共に頂く麺の方もまた、
韓国冷麺の食感とはまた異なる
モッチリ感に加えて、プチッとした歯切れの良さが特徴的
〆で提供される冷麺ながら、ボリュームもあり
食べ応えの面でも満足が得られる、サッパリ冷麺となりました
そんな2品を食べたものの、欲張りは続くものとなり
最後に頂いてしまった3品目がこちら
〆の玉子雑炊となります
こちらについては、しゃぶしゃぶのお鍋を下げ
そちらの出汁を元に作られた、と思われる雑炊
見ての通り、2種の提供となっており
一方はしゃぶしゃぶを頂いたのと同じ、薬膳四川がベース
対するもう一方ですが、こちらは白湯雑炊だそうで
本日頼んでいたのは昆布出汁のしゃぶしゃぶなので、一体どこから白湯が・・・
と、疑問に感じる部分はあったものの
せっかくならば味わってみたかった白湯鍋
こちらについては雑炊のみで頂くものとなりましたが
動物性の旨味がしっかり活きたスープとなり、それを吸い上げるご飯は当然絶品
玉子もたっぷり使用され、
スープに溶け込む旨味を、ご飯共々口の中へ広げてくれます
一方の四川薬膳鍋ですが、
こちらはしゃぶしゃぶの鍋同様
辛味とシビれの双方を味わえる雑炊に
玉子が加わった事で、鍋で味わうよりもまろやかとなり
ピリ辛加減とほんのり残るシビレで、ご飯&玉子を楽しませてくる雑炊に
そんな3品の〆ご飯を食べ終え
当然の満腹を迎えるものとなった本日
そのコースのラストを飾るのは
こちら、バニラアイスとなります
ここまで凝った趣向の品々が続く割に
コースの〆が随分シンプルというか大人しく見えたものの
このバニラアイスにもまた、説明難しい趣向が隠れておりまして
一見すれば普通のバニラアイスながら
普段のアイスでは味わう事無い、ネットリした食感がプラス
アイスでネットリと言えば、その代表格はトルコアイスでしょうが
そこまではいかずも、普段口にするアイスよりは遥かに強い粘り気
その正体を知りたく、お店の方に訊ねてみたものの
返ってきた答えは「バニラアイスです」とのことで笑
結果、正体に気付くには至らずも
前菜にしゃぶしゃぶ、そして〆までを大満足で味わう一食となりました。
という訳で、11/26のオープンに先駆け
新たな形態へとリニューアルした、しゃぶしゃぶ将泰庵を初訪問
2種のコースが提供される同店にて
今回は前菜から始まり、和牛しゃぶしゃぶを味わい尽くす横綱コースを堪能
きめ細やかな脂、その上品さにウットリするしゃぶしゃぶや
先に頂く前菜各品では、とろける様な和牛の甘み、肉の旨味を存分に堪能
普段頂く肉料理とは、そもそもの格が違う
「将泰庵であればこそ」な肉料理の数々を、贅沢の限り味わう一食となりました
そんなリニューアルを迎える同店ですが、
店舗の前には、新たなパワースポット?として
「御神牛」なるオブジェを新たに設置したとのこと
御利益のあるオブジェになるそうですので
まあそんなオブジェを楽しむのも一興
なにより、贅の限りを味わい尽くすコースについては
ここ将泰庵であればこそ味わえる、和牛の美味しさを存分に堪能する1食となりました。
最後に、今回紹介したお店の情報がお役に立てましたら、
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しゃぶしゃぶ将泰庵
■ しゃぶしゃぶしょうたいあん
■ 住所:千葉県船橋市本町3-5-1 石田ビル 1F
■ 営業時間:17:00 – 23:00
■ 定休日:不定休